JGC通訳ボランティアBLOG

2011年5月14日土曜日

ヨルダン王立医療チーム任務完了

5月12日木曜日。
 約3週間の活動期間を無事に終えて、ヨルダンからの医療チームは帰国の途につきました。

4月25日からの長期期間において、彼らは主に避難所の皆さんの下肢血栓の検査を実施。
この間、JGC通訳ボランティアより8名の通訳ボランティアの方にご協力をいただき、彼らの活動を支えてきました。

 避難所によって、被災者の方の健康状態が如実に異なり、山間部や市街地から遠い場所の避難所では、あまり外出する傾向がないため、同じ姿勢でいるためか血栓の発見率も多く、また市街地に近い場所の避難場所では、買い物等外出しやすい環境にあるためか、発見数も少なかった様子。

 ヨルダンからは、医師のオマール氏、モハメド氏、またエコー検査技師としてイマーン氏、アブドゥラ氏の計4名。
 おもに二つのグループに分かれて、其々1名ずつ通訳が付きました。

 看護師による事前問診ののち、検査チェックフローを元に、既往歴を聞きながら、エコーで検査。
場所によって異なりますが、半日で20名以上の検査を行う日もありました。

 彼らのチームワークは素晴らしいもので、言葉の壁を乗り越えて積極的に活動していた姿が目に焼き付いています。

 オンとオフの切り替えも得意としているようで、(中東の方々の容姿から想像するには難しい)ジョークなども飛び交い、人々の気持ちを和らげてくれていたり、私の知る”ヨルダン”という知らない国の人たちがこれほどまでに支援していただいたことに、感謝の一言であります。

 日本で起きたこの被災は想像を超えた酷い状況である。だがヨルダンと日本の絆はこの悲惨な出来事を打ち砕く強いものとなった。

 在日ヨルダン大使の言葉が強く心に残りました。

ヨルダン医療チームの皆様、福島県立医大の皆様、外務省の皆様、そして通訳ボランティアにご協力いただいた皆様、全ての方のチームワークのおかげで、被災地の少しでも多くの方の健康が維持されましたことを、皆様にお伝えしたいです。

 どうもありがとうございました。

そして、未だ孤立している地域への支援は続きます。
皆様のお力をどうぞお貸し下さい。

これからもどうぞよろしくお願いします。


その他の写真はFACEBOOKにて
JGC通訳ボランティア事務局

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