【通訳ボランティア活動記録】 Back Number (3)
○陽気なチリ人パイロット、P氏
石巻専修大学グランドで米国人・台湾人SCスタッフとOがテントを設営していた時のこ
と。フライトジャケットを来た外人が我々に歩み寄ってきた。
話を聞くと、今回の震災に係る物資・人員輸送・VIPの視察対応等の支援のため、エリ
クソン社が1ヶ月間チャーターして派遣したヘリコプターのパイロットであった。
(※以下、英語でのやり取りだが、Oのイメージが含まれている)
P「あんたら、どこからきたん?」
O「アメリカとか、台湾とか、埼玉とかいろいろ。おっちゃん、ここで何してんの
ん?」
P「あそこに見える。ヘリコプターのパイロットやねん。チリからきてんけどな。」
O「あのヘリも、チリから飛ばしてきたん?」
P「あんたアホやな。そんなんしたら日が暮れるやん。ロシアの大型輸送機で運んでも
ろてん。あんたらの物資や人を孤立地域や離島に運ぶ必要があったら、いつでも言うて
や。俺のヘリやったらな、トン単位の物資、人やったら15人ぐらいは楽勝で運べるさか
いにな。タダやしな。ほな、行くわ、ご機嫌さん。」
というと、道路を挟んで向かいの仮設ヘリポートから人と物資を満載して颯爽と被災地
へ向け離陸していったP氏であった。
陽気なP氏との立ち話であったため、英語での会話なのに、なぜだかOには大阪弁で会話
しているような気分だった。
エリクソン社のみならずホンダや森ビルなどヘリコプターを保有している多くの日本企
業が無料の物資輸送への協力を申し出ている。他方、日本の航空行政側は災害派遣機の飛
行規制緩和の面で追い付いていないとも聞く。
海外の善意と行政当局との間のコミュニケーションの一助となることも、JGC通訳ボラ
ンティアの重要なミッションであると感じた。
以上 JGC通訳ボランティアOの報告
石巻専修大学グランドで米国人・台湾人SCスタッフとOがテントを設営していた時のこ
と。フライトジャケットを来た外人が我々に歩み寄ってきた。
話を聞くと、今回の震災に係る物資・人員輸送・VIPの視察対応等の支援のため、エリ
クソン社が1ヶ月間チャーターして派遣したヘリコプターのパイロットであった。
(※以下、英語でのやり取りだが、Oのイメージが含まれている)
P「あんたら、どこからきたん?」
O「アメリカとか、台湾とか、埼玉とかいろいろ。おっちゃん、ここで何してんの
ん?」
P「あそこに見える。ヘリコプターのパイロットやねん。チリからきてんけどな。」
O「あのヘリも、チリから飛ばしてきたん?」
P「あんたアホやな。そんなんしたら日が暮れるやん。ロシアの大型輸送機で運んでも
ろてん。あんたらの物資や人を孤立地域や離島に運ぶ必要があったら、いつでも言うて
や。俺のヘリやったらな、トン単位の物資、人やったら15人ぐらいは楽勝で運べるさか
いにな。タダやしな。ほな、行くわ、ご機嫌さん。」
というと、道路を挟んで向かいの仮設ヘリポートから人と物資を満載して颯爽と被災地
へ向け離陸していったP氏であった。
陽気なP氏との立ち話であったため、英語での会話なのに、なぜだかOには大阪弁で会話
しているような気分だった。
エリクソン社のみならずホンダや森ビルなどヘリコプターを保有している多くの日本企
業が無料の物資輸送への協力を申し出ている。他方、日本の航空行政側は災害派遣機の飛
行規制緩和の面で追い付いていないとも聞く。
海外の善意と行政当局との間のコミュニケーションの一助となることも、JGC通訳ボラ
ンティアの重要なミッションであると感じた。
以上 JGC通訳ボランティアOの報告
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